ゴーストインザヘッド

元引きこもりのオタクが送るサブカル・エンタメ系ブログ。マンガ、ラノベ、ゲーム、ガジェットなどを中心に書いていきます。読んだ人をモヤモヤさせることが目標です。

「あげくの果てのカノン」感想

あげくの果てのカノン 感想

かなり尖った内容ながらも一部で絶賛の声も上がっているマンガ「あげくの果てのカノン」。

この作品を端的に表した一文がWikipedia先生にあったので引用します。

本作は、地球外生命体の侵略を受けた近未来の東京を舞台に、恋い慕う男性との不倫に走る女性を描いた恋愛漫画である

あげくの果てのカノン - Wikipedia より


主人公は、高校時代から8年もの間、一人の男性をストーカー気味に慕う女性、高月かのん

かのんの恋慕の対象となる境先輩は、エイリアンと戦う機関に機関に所属し、隊長として戦闘を繰り広げる、比喩的なものではない文字通りのヒーロー。

このSF×不倫というニッチに尖りまくった設定の妙が光ります。
 
 
主人公のかのんは、先輩の盗撮写真を集めてスクラップ帳を作っていたり、先輩の声をこっそりボイスレコーダーに録音して自宅で聴いていたり、先輩の趣味嗜好を事細かに把握していることから卒業後に再開することを狙って職場近くのケーキの美味しい喫茶店でバイトを始めたり……と、はっきり言ってかなりきもちわるい行動をしています。

それでも、読んでいるとかのんを応援したくなる気持ちがなぜだか湧いてきてしまって、不思議な感覚に陥ります。

この原因(?)はひとえに、かのんが、どこまでもただ先輩が好きなだけ、ということに尽きると思います。
友人たちが、かのんの行動に引きながらも友人を続けているのもこれじゃないかと(いい加減諦めて欲しいという思いもあるようですが)。

またエイリアンの襲撃を受けているというSF設定も、リアルなドロドロ感を緩和し、重さ、気持ち悪さを薄めている要因かもしれません。

絶対に合う合わないはあると思いますが、ぜひ一度読んでみてほしいです。

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また個人的に、表紙のデザインが本当に素晴らしいと思いました。

画像出典:Amazon商品ページより

文字のレイアウト、イラストとの親和性等々めちゃめちゃセンスを感じました。
すごい。まさにジャケ買いしたくなる表紙。

そのうちマンガ、ラノベ、エンタメ小説などで「イカした表紙の作品」みたいな記事も書きたいと思います笑
 
 
というわけで(?)、「あげくの果てのカノン」の記事でした~!

おしまい!


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