今はすごい時代です(語彙)。
電子書籍や紙の本を自分で作って、無料で出版できるサービスがあります。
今回はそんな「セルフ・パブリッシング」サービスで最もおすすめな、「BCCKS(ブックス)」というWEBサービスをご紹介します。
BCCKSとは
BCCKS(ブックス)は、誰でも無料で電子書籍や紙本をつくり、
公開し、販売することができるWebサービスです
電子書籍は主要外部ストアに配本し販売もできます
会員登録/ログインするだけで、さまざまな機能がご利用いただけます!
あなた専用の本棚で入手した本を管理したり、電子書籍を作成して販売したり、電子書籍からの紙本の作成したり、本を外部ストアへの配本したり、Web上で書店を開店したり…
BCCKS / ブックス - BCCKSって? より
はい。引用文に説明を任せてしまいましたが、上記の通り誰でも簡単に書籍のフォーマットを作成し、作成したデータを電子書籍や紙の本として出版できるサービスです。
書籍の作成から販売まで行えるワンストップ型のサービスとなっています。
BCCKSのすごいところ
ブラウザ上で、ブログを書くように作成・編集ができる
ブラウザエディタによって、ブログを書くように直感的な操作で書籍が作成可能です。
マニュアルも充実しており、簡単な本ならばこのエディタだけで一冊できあがってしまいます。
ただ章立てがあったりページ数が多かったりとより複雑な本を作りたい場合は、でんでんコンバーターという神ツール(無料)を使って一度EPUBファイルを作り、それをアップロードする方法のほうが楽かもしれません。
作った本を電子書籍・紙本として公開(販売)できる
先述のエディタなどで作成した書籍のデータを、電子書籍や紙の本として公開・販売できます。
電子書籍も紙の本も、BCCKS内のストアであれば無料で販売でき、また有料のチケットを購入し「ストア配本サービス」を利用すれば、Amazon Kindke、楽天Koboストア、iBooks、KDDIブックパスなど、大手電子書籍販売プラットフォームで自分の本を販売できます。
※最大9ストアに対応。9ストアに配信する場合の費用はチケット5枚(500円+税)。
ストア配本サービスについて詳細はこちら
bccks.jp
また、POD(プリント・オン・デマンド)で紙の本を販売することもできます。
完全受注生産であるため、在庫を抱えることなく紙の本を販売できるのです。
文庫サイズ・モノクロ48ページで500円(税抜)、1部からの注文を実現しています。
印刷料金は本の販売価格に含まれるため、紙の本の制作費用自体はかかりません。
bccks.jp
印税は管理画面から確認できるほか、毎月送られてくるメールでもわかります。
最低振込金額は5,000円で、到達するまでは自動で繰り越されます。
また、予め印税の分配率を設定することで、チーム・共著で出版、印税シェアもできる機能もあります。
様々な活用事例
作った本を並べたページを公開できる「書店」機能や、外部埋め込みも可能なビューワー機能など、便利な機能が多数あります。
これらを活用して「AllAbout」や「角川ゲームス」、「東京藝術大学大学院」など、官民問わず様々な用途で利用されています。
おわりに
「電子書籍の書籍データをわざわざ作って、手数料を払ってまでストアに配信する必要ある?」と思うかもしれません。
確かに、一からEPUBデータを作ることを考えればずいぶん簡単にできるとはいえ、書籍データの作成にはそれなりに手間がかかります。
ただ自分の文章をまとめて販売するだけであれば、「note」などの方がより手軽で、かつ販売手数料率も低いです。
参考:
note.mu
ではBCCKSをnoteなどと比べた時、どんなメリットがあるのか。
ひとつはやはり「紙の本」を安価で、1冊から作れることでしょうか。
自作本や合同誌などを形として残すことができる点はシーンによってはメリットたり得るでしょう。
加えて電子書籍の場合ですが、Amazonや楽天といった大手プラットフォームに配信できる点が強みだと思います。「大手プラットフォームで買える」ことで、より浅く広い訴求が可能ではないでしょうか。
また電子書籍を販売できるプラットフォームはBCCKSに限らず「Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング」や「BWインディーズ」などなど他にも存在します。
※かつてモリタポを開発した未来検索ブラジルによる「Texpo」というサービスもあったのですが、残念ながら現在はサービス終了しています。
しかし「制作から販売までワンストップで可能」「複数ストアに一括で簡単に配信できる」という点でBCCKSは大変おすすめです。
セルフ・パブリッシングに興味のある方はぜひぜひサイトを覗いてみてください~