ゴーストインザヘッド

元引きこもりのオタクが送るサブカル・エンタメ系ブログ。マンガ、ラノベ、ゲーム、ガジェットなどを中心に書いていきます。読んだ人をモヤモヤさせることが目標です。

友達が一人もいない私がメリットとデメリットを解説します

友達が一人もいない

突然ですが私には「友達」と呼べる相手が、実生活においてただの一人もいません

休日に友人とどこかに出かけたり、旅行に行ったりすることは一切ありません
職場の同僚とは就業中に雑談に興じることもありますが、仕事終わりに飲みに行ったりすることはありません。休日に会うなんてもってのほかです。
 
 
こういった"いかに自分は友だちがいないのか"ということを発信すると、相手の内心を読めると自称するエスパーたち(皮肉です)に「本当は友達がほしいと思っている」とか「自分でも気付いていないだけで内心は気の許せる相手を求めているのでは」とか言われがちです。

しかし私にとってそれはネットを通した相手で全て賄える(賄える、という言い方もおこがましいですが)ものです。
むしろ、後述する私の性格上、「ネット上の友人」の方がはるかに性に合っているのです。

※オフ会などでまれに対面する相手も含みます。
 
 
ネット上ではハンドルネームを持って交流しているため「一切他者との交流を持たない」というわけではありませんが、実生活、いわゆる「リアル」での友達が一人もいないことについて今回は色々と書いていきたいと思います。

検索エンジンからこの記事にたどり着いた方は「友達が一人もいない(なんて自分はおかしいのか)」「友達が一人もいない(から友達を作らなきゃ)」と思っているかもしれません。

しかし、「ソロ充」や「ぼっち充」という言葉もたまに聞きます。友達がいなくたっていいじゃないですか、という内容を今回は自分自身の体験を含め書いていきます。

友達がいないことのメリット、また友達がいないことの原因についても考えていますので、私の逆の行為をするようにすれば、友達ができる(増える)かもしれません。ご活用下さい。

<私のプロフィール>
・地方在住
・三十代男性(友達は学生時代からずっといない)
・既婚(一児)
 

 

友達が一人もいないことのメリット

「友達がいないことのメリット」なんてHowTo記事みたいに書くの我ながらサイコパスっぽいですが、気にせずにみていきましょう。

余計な時間を取られない

「余計な時間」なんて書くと「余計だなんて思っていない!」と反論があるかもしれませんが、あくまで私の目線で考えたものです。あしからず。

遊びに誘われて休日を消費したり、飲みに誘われて仕事終わりの時間が無くなったりといったことがありません。

また予定が入っていたのに「大事な用事だから」と強く誘われたりとか。

「ゆっくり本を読みたい」「観たかった映画のDVDを借りたからじっくり鑑賞したい」といった事項が「予定」として認められない、暇だと扱われる風潮もありますよね? あれなんなんでしょうね。「自分の余暇の時間」だって立派な予定じゃないですか。私は一日中漫画を読んで過ごしたいんですよ!
 
obake.cc
 
 
それから「付き合い」みたいなものもありますよね。特に私が住んでいるような田舎だと"友人に頼み込まれてお祭りの手伝いに行った"みたいなことがよくあるらしいです(最悪ですね)。そういうのは一切ありませんので時間を自分のために使えます。

家族や恋人のいる方は、友達付き合いに割いていた時間を家族や恋人のためにも使えるでしょう。
 
 

余計なお金を使わずにすむ

前項とほぼ同じなんですが、時間面じゃなくて金銭面の話。友達がいなければ、飲みに誘われて参加費を払ったり、遠出に誘われて交通費や食費がかかったりといったことがありません。

それから馬鹿にならない金額になるのが結婚式のご祝儀やお葬式のお香典ですね。「かえってくるもの」とは言いますが、この理論私は疑問に思います。

たとえば10人の友人の結婚式にご祝儀を3万円ずつ渡したら30万円ですよね。加えて交通費や宿泊費も全額出してくれる場合以外では持ち出しがあるでしょう。
自分が結婚したときに1人でも貰えなかった、もしくは額が少なかったら赤字です。だったら最初からやりとりしなきゃプラマイゼロです。

実際サンプルを取って統計的に検証したら、ご祝儀やお香典を送りあった場合と一切送らなかった場合、後者の方がプラマイゼロな分損失が少ないのではないでしょうか。

家族や恋人のいる方は、友達付き合いに割いていたお金を家族や恋人のためにも使えるでしょう。
 
 

友達が一人もいないことのデメリット

メリットを書いたのにデメリットを書かなければフェアじゃないので、一応書いていきたいと思います。

遊びに行く相手がいない

「休日は一歩も家から出たくない」という出不精の私にとってはデメリットにならないんですが、多人数で色々出かけたりしたい人はデメリットになるかもしれません。

出かけるとしても数ヶ月~年一回くらいでいいって人ならネットのオフ会に参加するとか、リアルから少し離れたコミュニティに属することで解決できるんじゃないかと思います。
 
 

話し相手、相談相手がいない

これもだいたいネットで解決するんじゃないでしょうか。昔はチャットくらいしかありませんでしたが今はスマホやSkypeなんかで通話しながらネトゲをやったり雑談したりできますし。

相談の場合、個人情報の絡んだ深い相談となると難しいかもしれませんが、状況だけ伝えて説明すれば無理ってこともないかと。
 
 

何かあったときに駆けつけてくれる、頼れる相手がいない

友だちがいない私には分からないんですが、世の中の人は「この人はいざというとき助けてくれるだろうな」なんてこと考えながら友人づきあいをしてるんでしょうか?

自力で解決できなさそうな事態を「きっと助けてくれるだろう」だなんて不確かなものに頼るよりも、お金を溜めておくとか、保険に入るとかでリスク管理をすれば良いのではないでしょうか。
 
 

人間的に浅い

「仕事上の付き合いや知人がいるだけではだめで、"友達がいる"ことで人間的に深くなる明確な根拠」を論理的に説明できるのであれば折れますが、そうでないならそれはただの主観ですよね?

本当にこういうこと言ってくる人たまにいますが、少なくとも私は、他人にそういうことを平気な顔で言える人間が「友達」だって言うなら、そんな奴いないほうがマシですね。
 
 

結婚式に呼ぶ友人がいない

「お一人様生活」で最大のデメリットは個人的にこれです。
妻と結婚し、こんな会話がありました。

私「結婚式に呼ぶ友達がいない」
妻「本当に? 一人くらいいないの?」
私「本当に、一人も、いない」

まあ私も義務教育を経て大学まで出ていますから、卒業アルバムやFacebookからなんとか昔の同級生を調べ、「私のこと覚えてる??」から始まって拝み倒せば出席してくれる人は何人かいたかもしれません。

しかしそんな思いまでして無理やり頭数を揃えるならばサクラサービスでも利用したほうが幾分かマシでしょう。

幸いサクラサービスを使うなんてことはなく、当人同士と親戚だけの式となりました。
落とし所としては、式は当人+親戚、妻は別途食事会を催して仲の良い友人を招く、という形となりました。
 
 

お葬式に(以下略)

死後、自分のお葬式を見るつもりなんでしょうか……?

 

(追記)ネットの友だちについて

「友だちがいないってあんた、ネット上にはいるんじゃねーか!」というご意見もあるかもしれません。

しかし、別にいなくてもいいというか、いてもいなくてもいいユルさこそネット上の友だちの利点だと思うんですよね。
学校や職場みたいに強制的に顔を合わせることもないですし、たとえばTwitterやオンラインゲーム上の友人なら、それらにログインしなければ音信不通です。

ぜんぶ自分の匙加減」でいいんです。この気楽さは実生活で対面する人間関係との大きな違いじゃないでしょうか。

もちろんその特徴をどう活かすかは自分次第です。次々にアカウントやハンドルネームを変える人もいれば、十年も二十年も同じハンドルネームを名乗っている人もいます。
 
 
それを踏まえた上でネット上でも友人知人を作らない、という選択も全然アリだと思います。先に挙げたメリットの多くが当てはまりますしね。
逆にネット上で友人知人を作る方法は比較的簡単だと思います。

たとえばTwitterでは「○○が好き!」と自分が好きなものを発信している人が多いので、そういった人をフォローして時々リプライを送っていれば自然と知人にはなれるでしょう。そこからさらに仲良くなれるかは相性などもあるでしょうから、同じような人を何人かさがせばよいかと思います。

テキストベースでの会話が多いので内容もじっくり考えられるため、不快だったり無神経だったり、いきなり自分語りする内容を送りさえしなければ、そうそう邪険にされることもないんじゃないかと思います。

ネット上で活動する際には、なにか自分を表すものがネット上にあるとなお良いですね。
たとえば私のようにブログを開設したり、小説を投稿したりして、そのURLをプロフィール欄にでも書いておけば同好の士とコミュニケーションが取りやすいのではないでしょうか。
 
 

友達が一人もいない理由

私の場合ですが、友達がいない理由についてはなんとなく察しがついています。
それは「死ぬほど面倒くさがり」なことです。

私も学生、社会人と人生を送っている間、一人も会話をする相手がいなかったわけではありません

顔をあわせれば挨拶をする、メールアドレスを交換する、同じグループになれば会話をするという相手はいました。

しかしそこから踏み込んで「プライベート」な時間を共有する相手はいませんでした(今もですが)。
それはひとえに、私が「面倒くさがり」なことに起因すると思います。
 
 
たとえば高校の同級生がメールをくれたとします。
私はそれを見て、なんて返そうかなと考え、あっあの漫画読んでないやと読み始め、結局その日は忘れ、翌日以降に思い出してもまあいいや、と放置します

たとえば放課後遊びに誘われたとします。
私は今日の予定について考えます。別に行くところもやることもないけどなんか疲れたしごろごろしたいな、と思います。そして「悪いけど……」と断ります

気が向いたときに遊びに行ったらそれはそれで楽しいと私も思うんですよ。ただ基本的に「気が乗らない」ときに制御できない誘いや連絡が来るのを嫌うんですよね。だったら最初から来ない状態にしておいたほうが良いと。

元々社交的な方ではなく、そんな中で数少ないアプローチを面倒くさいからと自分からシャットアウトしていると、いずれそのコミュニティ内では誘われたり連絡が来たりすることが無くなります。「お一人様」状態の完成です。
 
 
コツというかポイントとしては、表立った攻撃の対象となることがないように穏便に断ることです。また、自分から「私は友達がいないんです」と公言しないことです。

こうすることでいじめや迫害の対象になることなく、学校や職場といった非プライベート空間での立場を保ちつつ生活できます。裏で言われてるかもしれませんがどうせ関わらない相手ですので知ったこっちゃないです。悪意が表に出なければ問題ありません
 
 
なお「疎遠になってたまに会う友人」であればネット上の友人とほぼほぼ条件が変わらないと思いますが、疎遠になってでも定期的に連絡を取り合うような密な関係に一度なる必要があるため、やはりこれは難しいでしょう。
 
 

まとめ

自分の好きなタイミングでコミュニケーションを取り、気が進まなかったり面倒だったら何もしなくていい。
実生活の友人を持たないことで、ネットだけの気安い関係で他者との繋がりは保ちつつ、よけいなしがらみに縛られることなく生活できます。

現代社会におけるライフハックですね。ぜひご活用下さい。