ゴーストインザヘッド

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明晰夢とは?簡単に見る方法はある?明晰夢を見やすい方法やサプリは?

明晰夢を見る方法

 明晰夢とは、夢の中で自分が夢を見ていることを自覚し、夢の内容をコントロールできる状態のことを指します。
 明晰夢を見るには、いくつかの方法があります。残念ながらどんな人でも明晰夢を確実に見る方法は現状ありませんが、明晰夢を見る可能性を高めるとされる手段はいくつか知られています。
 以下に、明晰夢を見やすくするための代表的な方法をご紹介します。

 

夢日記をつける

 明晰夢を見るためには、現実と夢の区別をつけることが重要です。
 毎朝、夢の内容を記録することで、夢と現実の違いに気付きやすくなります。
 

現実検査 (Reality Check)を習慣化する

 現実検査とは、自分が夢を見ているかどうかを確認するための方法です。例として以下のようなものがあります。
・指を数えてみる
・壁を触ってみて、現実と同じように固いかどうかを確認する
・鏡を見て、自分の顔が歪んでいないかどうかを確認する
 このような現実検査を習慣化することで、夢の中でも自然と現実検査を行うようになります。つまり、「これは夢だ」と気づきやすくなる=明晰夢を見やすくなります
 

睡眠の質を高める

 明晰夢は、レム睡眠と呼ばれる浅い睡眠段階で起こりやすいと言われています。良質な睡眠では、レム睡眠の割合が長くなります。そのため、睡眠の質を高めることで、レム睡眠の量を増やし、明晰夢を見やすくなります。
 また、睡眠中に脳が十分に休息することで、覚醒時に集中力や記憶力が向上します。明晰夢を見るためには、夢の内容を記憶し、夢の中で意識的に行動する必要があります。そのため、睡眠の質を高めることで脳を活性化し、明晰夢を見やすくなります。

 睡眠の質を高めるための具体的な方法には以下のようなものがあります。

・7~8時間など十分な睡眠時間を確保する
・カフェインやアルコールは睡眠の質を低下させるため避ける
・光や音が睡眠の質を低下させるため、寝室は暗く、静かにする
・温かいお風呂に入ったり、読書をしたりして、寝る前にリラックスする
 

明晰夢誘導法を試す

 明晰夢がより簡単に見れるとされる方法がいくつか知られています。以下に、代表的な方法をご紹介します。

WBTB法 (Wake Back To Bed)

 WBTB法とは、Wake Back To Bed法の略称で、一度起きてから、再び眠りにつく方法です。明晰夢を見るための効果的なテクニックと言われています。WBTB法の成功率は、個人差や試行回数によって異なりますが、一般的には10~30%程度と言われています。

<手順>
・就寝前、5~6時間後に二度寝のアラームを設定する。
・アラームが鳴ったら、起きて2~30分ほど何か別のことをする。(読書や軽いストレッチ、見たい夢を強く考えるなど)
・再び床に就き、明晰夢を見ようとする。

※レム睡眠は睡眠サイクルの中で約90分で繰り返されます。この時間には個人差があるため、二度寝をした際にレム睡眠に入りやすい時間になるよう少しずつ調整しましょう。
 

MILD法 (Mnemonic Induced Lucid Dream)

 1980年、スタンフォード大学医学部睡眠研究センターのスティーヴン・ラバージ博士が提唱した方法で、記憶を誘導することによって明晰夢を見るという手法です。

<手順>
・寝る前に、「今日は明晰夢を見たい」という意図を明確にする。
・朝起きたら、すぐに夢の内容を記録する習慣をつけます。夢の内容をできるだけ詳細に記録することで、夢を思い出しやすくなり、夢と現実の区別がつきやすくなります。
・寝る前に、夢の中で自分が明晰夢を見ている場面をイメージし、「これは夢だ」と頭の中で繰り返し唱えます。

 MILD法は、すぐに結果が出るわけではありません。継続的に実践することが大切です。他の方法と組み合わせることも効果的です。
 

SSILD法 (Sensory Induced Lucid Dream)

 SSILD法は、Sensory Induced Lucid Dreamの略称で、明晰夢を見るためのテクニックの一つです。この方法は、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚など、五感を使って夢と現実の区別をつけることで、明晰夢を誘発するものです。

<手順>
・寝る前に「今日は明晰夢を見たい」という意図を明確にする
・リラックスして眠りにつく
・夢の中で五感を使って夢と現実の区別をつけようとする(具体的には以下)

■視覚
 夢の中の景色をよく観察する。
 夢の中の文字を読んだり、時計の針を見たりする。
 夢の中の物体を触ったり、動かしたりする。

■聴覚
 夢の中の音をよく聴く。
 夢の中の人の声に耳を傾ける。
 夢の中で音楽を聴いたり、歌ったりする。

■触覚
 夢の中の物体を触ったり、動かしたりする。
 夢の中の自分の体を感じたり、動かしたりする。
 夢の中の床や壁を感じたり、触ったりする。

■嗅覚
 夢の中の香りを嗅ぐ。
 夢の中の食べ物の匂いを嗅ぐ。
 夢の中の花の香りを嗅ぐ。

■味覚
 夢の中の食べ物を味わう。
 夢の中の飲み物を味わう。
 夢の中の味を想像する。
 

WBTB法/MILD法/SSILD法 を組み合わせる

 上記の方法は組み合わせて行うとより効果的です。MILD法を日常的に行い、休みの前日などにはWBTB法を試し、夢を見た際にはSSILD法を実行することで、より明晰夢を見る確率は高まることでしょう
 

明晰夢を見やすくする食品・サプリメント

 WEBサイトやメディアの記事などで「明晰夢が見られる」とされている食品やサプリメントが紹介されています。ですが残念ながら、現時点では明晰夢を見やすくすると科学的に証明されたものはありません。
 しかし、いくつかの研究や経験則に基づいて、可能性があるものとして以下のようなものが挙げられます。
※妊娠中や授乳中の方、持病で薬を常用されている方などは、食品やサプリメントを摂取する前に医師に相談するようにしましょう。

メラトニンを含む食品

 メラトニンは、睡眠ホルモンと呼ばれるホルモンです。メラトニンを含む食品には、アーモンド/バナナ※/オーツ麦/牛乳/ヨーグルト/チーズなどがあります。

※バナナには必須アミノ酸のトリプトファンが豊富に含まれています。トリプトファンは日中は脳内でセロトニンに変化し、夜になると睡眠を促すメラトニンに変化します。またバナナには後述のビタミンB6、マグネシウムも含まれており、食物繊維やカリウムも豊富なため健康にも良いお薦めの食材です。
 

ビタミンB6を含む食品

 ビタミンB6は、体内でタンパク質の代謝に必要な栄養素であり、脳の機能や神経伝達物質の合成に重要な役割を果たします。鶏肉(特に胸肉)/魚/バナナ/アボカド/ニンニク/ピスタチオなどに含まれています。
 

マグネシウムを含む食品

 マグネシウムは筋肉の緊張を緩和し、リラックス効果をもたらす重要なミネラルです。ダークチョコレート/アーモンド/アボカド/バナナ/ホウレンソウ/豆腐などに含まれています。
 

サプリメント

 以下の栄養素やサプリメントが明晰夢の体験をサポートする可能性があるとされています。

ビタミンB6
 ビタミンB6は夢を覚える力を高めるとされており、明晰夢を促進する可能性があります。特にビタミンB6が含まれるサプリメントを摂取することで、夢の記憶が改善されることが報告されています。
wired.jp

 
・GABA(γ-アミノ酪酸)
 GABAは脳内に存在する抑制系神経伝達物質です。睡眠、リラックス、不安の緩和などに役立つと考えられています。 
・メラトニン
 メラトニンは睡眠サイクルを調整し、深い睡眠やリラックス状態を促進します。これが明晰夢の発現に寄与するという報告もあります。 

明晰夢を見やすくする食品・サプリメントについて

 食品やサプリメントの効果には個人差があり、明晰夢を確実に見られると保証するものではありません。これらは、あくまでも補助的な手段として捉えることが重要です。
 アレルギーや副作用の可能性もあるため、摂取する場合は医師や専門家と相談することが推奨されます。
 

まとめ

 明晰夢を見るのは簡単ではありませんが、いくつかの方法を試すことで、見られる可能性を高めることができます。
 明晰夢を見るためには、継続的にチャレンジすることが重要です。最初はうまくいかないかもしれませんが、諦めずに続けることで、明晰夢を見ることができるようになるかもしれません。

 上記で紹介した方法を参考に、ぜひ明晰夢に挑戦してみてください。