ゴーストインザヘッド

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私がWealthNaviを解約し、楽天VTIの積立に乗り換えた理由

私がWealthNaviを解約し、楽天VTIの積立に乗り換えた理由
初心者向けの投資案件としてWealthNavi(ウェルスナビ)THEO(テオ)といったロボアドバイザーが人気です。

私も実際WelthNaviで半年ほど積立を行っていました。
 
 
が、色々調べた結果WealthNaviをやめて自分でETFを積み立てることにしました

どうも少なくとも過去10~20年単位のリターンを比較すると、海外ETFを自分で買っていたほうが僅差とは言えないレベルで利益が大きくなったっぽいんですよね……。
 
 
※なおメジャーなETFとの具体的な比較データは様々な方が検証してくれていますし、海外株・ETFであれば「Backtest Portfolio Asset Allocation」というサイトでも検証可能です。

www.portfoliovisualizer.com
 
 
またWealthNaviの手数料が年1%(長期割でも0.9%)というのもずっと高いなぁと気になっていたこと、NISAが利用できないことなどが引っかかり、思い切ってWealthNaviでの積立を辞め、自分でETFを積み立てることにしました
 

※ETFとは


ETFとは、特定の指数、例えば日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)等の動きに連動する運用成果をめざし、東京証券取引所などの金融商品取引所に上場している投資信託です。
 
ETFとは? | ETF(上場投資信託)|日興アセットマネジメント より

「上場投資信託」とも呼ばれるETFは、「Exchange Traded Funds」の略です。
指数に投資ができるため、1本のETFを買うだけでその対象となる沢山の銘柄を同時に買うのと同じ効果が得られます。

個別銘柄を見極めた方がパフォーマンスは上かもしれませんが、特定の市場全体に投資ができるため、投資のハードルは低くなっています。

 
 
 

「楽天全米株式インデックス・ファンド」「楽天全世界株式インデックス・ファンド」

色々素人なりに調べた結果、「楽天全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)」「楽天全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)」の二つに行き着き、最終的に私は楽天全米株式~を積み立てることにしました。

というか積立に適した海外ETFを調べていた結果バンガード社のETFに行き着いたのですが、「楽天全米株式インデックス・ファンド」や「楽天全世界株式インデックス・ファンド」は、そのバンガード社のETFを買い付けるファンドということで、間接的にバンガード社のETFを購入できるようになっています

楽天全米株式インデックス・ファンドは「Vanguard Total Stock Market ETF(VTI)」に、楽天全世界株式インデックス・ファンドは「Vanguard Total World Stock(VT)」に投資しているため、それぞれ通称「楽天VTI」、「楽天VT」などと呼ばれています。
 
 
バンガード社のEFTは海外株式やETFを扱っている証券会社で直接買うこともできますが、ではなぜ私が楽天~を買った、というか現在も積み立てているのか。
次項からその理由を書いていきたいと思います。

※ちなみに「楽天」と付きますが、別に楽天証券じゃなくても取り扱いのある証券会社ならどこでも買えますSBI証券とか)。
 
 
 

購入手数料がかからない

海外の株やETFを購入できる日本の証券会社は多いですが、大抵の場合購入手数料がかかります
たとえばSBI証券の場合、海外ETFのVTを購入しようと思ったら最低でも5.4ドルほどかかります。

購入手数料が誤差になるレベルの大口資金を投入するなら別ですが、たとえば1万円前後の金額を購入する場合、それだけで5%以上の金額が手数料として取られてしまうことになります
 
 
対して楽天全米株式インデックス・ファンド、楽天全世界株式インデックス・ファンドは売買手数料が無料のため、私のように月1~2万円程度の少額投資を行う人には嬉しいポイントです。

また信託報酬についてもWelthNaviの手数料1%に対してこちらは0.23%ほどですので、遥かに低コストです
 
 
 

円建てで購入・積立ができる

楽天全米株式インデックス・ファンドが投資しているVanguard Total Stock Market ETF(VTI)や、楽天全世界株式インデックス・ファンドが投資しているVanguard Total World Stock(VT)に直接投資しようとすると、米ドル建てになります。
日頃より外貨を保有している人ならいざ知らず、そうでない人は円をドルに替える必要があり、為替手数料が発生します。

また為替が絡むため税金計算などもより煩雑になります(但しSBI証券など海外株式・ETF対応の特定口座にて取引する場合はこの限りではありません)。

楽天全世界株式~、楽天全米株式~の場合は円建てで直接購入できるため、為替手数料はかかりません
また積立NISAの対応商品にもなっているため、対応口座で積立を行えば枠内の購入で利益が出ても非課税になります。

何百万何千万と年間で積み立てるような人にとっては積立NISAは枠が小さすぎて使い物にならないかもしれませんが、私のようにサラリーマンが月数千円からコツコツ貯めるには充分恩恵を受けられる制度です。
 
 
 

少額で積立ができる

先述の通り本家のVTやVTIを購入する際は、手数料の問題である程度まとまった株数を購入しないと損をしてしまいます。

しかし楽天~ならば売買手数料が無料な上、数百円といったごく少額からでも積立が可能です
積立も大抵の証券会社で自動で設定できます。私も実際毎日500円を楽天全米株式インデックス・ファンドに積立しています。

逆に月何十万円も投資できる人は信託報酬も安いので本家のほうが良いかもしれません。
 
 
 

WelthNaviやTHEOに比べてリスクはないの?

冒頭で述べたように過去の比較データを見た場合はVT、VITの方がパフォーマンスが良いです。
ただしこれはあくまで過去のデータなので、今後逆転する可能性が無いとはいい切れません。

またWelthNaviなどでは「リスク許容度」を設定でき、設定次第ではリーマンショックのような暴落が起きてからの回復が直接ETFを買っている場合よりも早くなることもあるでしょう。
売却のタイミングによってはロボアドバイザーより損失が大きくなることも考えられます。

逆に言えばリスク許容度をMAXにして高い手数料を払って積み立て続けるなら、自分で証券会社に口座を開いて積み立てた方がいいかもしれません。
 
 
 

まとめ

というわけで初心者である私が自分なりに色々調べた結果、WealthNaviを辞めて楽天VTIを積み立てるようになった理由(経緯?)でした。

とはいえここまでおすすめするような書き方をしておいてなんですが、「じゃあ今すぐ積立始めたほうがいいの!?」というと正直なんとも言えません

昨今米国市場が右肩上がりで伸びていますが、積立を始めた途端に大暴落、という可能性も無くはないので、正直初心者の方がいきなり高額を突っ込むのはあんまりおすすめしません。
 
 
現在は順調に伸びていますが、今後暴落し、含み益が大幅に減ったり、場合によっては含み損が出てしまう可能性もあると思います。

そのため私自身は2、30年、場合によってはもっと長期の、半分貯金のつもりで積立を行っています。
短期ではなく何十年単位で見たとき、銀行に円で貯金するよりも差が付くだろうと踏んでいるのです。
 
 
なにより「楽天VTI」、「楽天VT」は積立NISAの対象商品となっているので、私のような年間枠(年間40万円)を使い切れるかどうかという少額積立サラリーマンにとって、非課税で積み立てられるのは大きなメリットです。

私と同じように「月数千~数万円くらいなら」かつ、ウン十年単位の長期積立をやってみようかなって方にはいいんじゃあないでしょうか。

ちなみに私は住信SBIネット銀行との連携が便利なのでSBI証券を使っていますが、楽天証券では楽天ポイントで投資ができるので、楽天関連サービスをよく利用する人はそれもいいかもしれません。

おわり。