画像:公式サイト より
説明不可能なカオスギャグ「ディーふらぐ!」
「ディーふらぐ!」という漫画をご存知でしょうか。
2014年の冬にはアニメ化もしたので「名前は知ってる」という方も多いでしょう。
あとネットで有名なこれの元ネタです。
私はこの作品が「無人島に持っていく漫画を10……いや5作品選べ」と言われたら迷いなく入れるくらい大好きなんです。
※なお2019年現在も連載中のためこちら(↓)の記事には入れてません。
obake.cc
大好きなんですが……カオスすぎて説明ができないんです……。
それでも今回は「ディーふらぐ!」の魅力をなんとか少しでも伝えられたらと思います。
たぶん普通の記事はキャラクター紹介とか属性についてとかで説明しようとすると思うんですけど、今回はあらすじの説明以外はしません。なので詳しいキャラ説明が欲しい方は公式サイトやWikipediaをお読み下さい。
それよりもこの作品の雰囲気やカオス感を伝えられるように頑張りたいと思います。
ディーふらぐ!のあらすじ
まずは、Wikipediaが一番わかりやすくまとまっていたので引用しますね。
府上高校の小さな不良グループのリーダーとして少しだけ知られている風間堅次がひょんなことからゲーム製作部の部室を覗いてみると、その中では小火災が発生していた。中にいた部員たちとともに消火には成功するものの、彼女たちは堅次の記憶を奪って火災を隠蔽しようと目論み、彼を襲う。堅次は必死に逃げるが、部長・柴崎芦花に助けられたことをきっかけに同部へ入部する羽目になってしまう。
このゲーム制作部の部員・顧問更には他の不良グループ等、性格に偏りがある者たちに囲まれ、その行動に迷惑を被りつつも、最も常識的な風間堅次は部活をそして学校生活を楽しく過ごしていく。
ディーふらぐ! - Wikipedia より
書いてあることは間違ってないんです。むしろ序盤の流れをよくまとめてくれているんですが……このあらすじだけを見て抱いた感想はおそらく全て裏切られます。
たとえば、
「不良モノかな?」
→う~ん……不良モノではないかな……
「部活モノかな?」
→これを部活モノって言っちゃダメな気がする……
「じゃあなに!?」
→わっかんないよぉ!!!!!!
あらすじはこんな感じです。
あっアニメ版のPVがありますのでどうぞ。
www.youtube.com
はい次行きましょ次。
ジャンル
この作品のジャンルとしてはなんだろう、カオスギャグ+ラブコメみたいな感じです。
基本的な話の流れとしては、ヒロインたちや唐突に登場したモブが何かをキメているような異様なハイテンションでボケ倒すのを、主人公の風間くんがツッコミで捌き続けるというのがお決まりのパターンです(なんだこの漫画……)。
ちょっと何巻だったか忘れてしまったんですが、作者である春野友矢さんが編集さんにネームをダメ出しされた上、「部活モノ描こうよ!」と言われ「わかりました!(部活モノのフリしてわけのわからんやつ描いてやる……)」という流れがあったと巻末おまけマンガにありました。
だから、元々わけのわからん漫画として描かれているので、わけのわからん内容なのは当然なのです!(?)
ボーボボとかマサルさんみたいな不条理ギャグ……ともちょっと違うし、ハイテンションとはいえ浦安鉄筋家族や銀魂みたいな感じでもないし、ギャグマンガ日和……はギャグの雰囲気は若干近い気がするけどやっぱり似てるっていうほどでもないし……ごめんなさい似てる作品は思いつきませんでした。
だって突然我が物顔で登場したモブが流れを乗っ取っていきなり回想に入る作品なんて他にあるぅ!?
あと実は(?)バトル要素も結構あります。
不良数人の頭に一瞬で袋を被せて無力化したり、「鉱物を元にした人工物は土属性」と言い張ってロッカーや引っ剥がしたドアを武器にしたり、相撲部を吹き飛ばして壁にめり込ませるほどの張り手をみせたりと、作中人物たちは異様な戦闘力を持っています。主に女子が。今書いたのも全部女子。
不良として登場し、最初は学園をシメようとしていた主人公の風間くんですが、「そこそこ強い」くらいのレベルなので単純な戦闘力では人外相手に正直お話になりません。すぐ気絶させられて攫われるので「姫属性」とか言われちゃうくらい。
ディーふらぐ!の魅力
わけのわからん異様なテンションのギャグからのわけのわからん展開とキレッキレのツッコミがこの作品の魅力なんですが、それだけでは70%くらいです。
魅力の残り30%はラブコメ要素です。
スナック感覚でモブが追加されるので登場キャラクター数は異様に多いんですが(興味があればあとでWikipediaの記事を読んでみて下さい)、出てくる女性キャラがやたら可愛いんですよね。
んで好意の度合いには差がありますが、レギュラーキャラや準レギュラーキャラから主人公の風間くんはかなりモテます。本人は自覚してませんが。
特にゲーム制作部(仮)部長の芦花ちゃんと、本物のゲーム制作部の部長である高尾さんは2大ヒロインといって差し支えないでしょう。
先述のようなカオスなギャグの中にサブリミナルのようにラブコメ展開が差し込まれるので読んでいて脳がバグりそうになります。ゲーム制作部だけに。
常にラブコメしているわけではない(わけのわからんギャグは常にしている)のですが、巻を追うごとに分量が増していきます。
なのでラブコメが好きな方にも大変おすすめできる……できるかな、やっぱギャグが合わないと無理かも……。おすすめできる作品です!
ディーふらぐ!まとめ
やっぱりわけのわからん記事になってしまった……。
でもわけのわからん作品だし紹介記事もわけのわからん内容になるのはある意味当然ですね(開き直り)(この記事だけで「わけのわからん」って10回くらい書いた気がする)。
ここまで読んで頂けた方は何となく分かるとは思いますが、「ディーふらぐ!」はかなり人を選ぶ作品です。
わけのわからなさや異様なノリを楽しめるか否かで好き嫌いがはっきり分かれると思います。
しかしながら、ハマる人はあの唯一無二の雰囲気にとことんハマるでしょう。
ちなみに実は130万部以上売れてる大ヒット作品です。
読んだことのなかった方も、この作品に触れて、あわよくばハマってもらえたら嬉しいです!